パルテナの鏡っちゅうゲームを皆さんご存知ですか。
知ってる人は知ってるし、知らない人は知らないこのゲームは、八十年代一世を風靡しそうでしなかった任天堂「ディスクシステム」から発売された縦スクアクションゲーです(
詳しくは公式ページをどうぞ)。
今でこそプレステ2すら持っていないわたくし、当時は大のゲーム好きでありましてこのディスクシステムもいち早くゲットした一人でした。そんでもって当時大ハマりしたのが、この「パルテナの鏡」だったわけです。
クラスメイトを家に呼び交替でプレイしてはわきゃわきゃ騒ぎ、それはもうヘビーローテーションで遊び倒しておりました。
しかしこのディスクカードというものがくせもので、ちょっとしたことですぐにエラーを起こしプレイ出来なくなってしまうんです。裏表を間違えて挿入してしまったなどのイージーミスから、汚れや磁気異常、原因不明のエラーまで、そりゃもう頻繁に頻繁に頻繁にエラーを出してくれやがるのでした。
この「パルテナの鏡」も相当使い込んでいたものですから、さあやろうとウキウキ気分でディスクにセットすると
『ガリガリガリ(読み込んでる音)……ERROR 27!』
『ガリガリガリ……ERROR 500!(数字が大きい程重大なエラー)』
と真っ暗な画面に白文字であっさりと表示され、その度に幼い私をムキーッとさせてくれたものでした。しまいにゃ十回に一回位しか起動しなくなる始末。
そもそも私はアクションゲームが好きなわりにはあまり得意ではなく、また当時は今よりも非常にあきらめが早かったため(MAPPYに高橋名人の冒険島、ICE CLIMBER、ゼルダと当時の名作タイトルのどれもこれも未クリアのまま。マリオですらワープしないと8-4までたどり着かなかった悲しい思い出)、さらにスーパーファミコンの登場もあいまって、結局途中で投げ出してしまいついにクリアすることはありませんでした。
(ところでその公式ページに
天使ピットが闇の女神メデューサから光の女神パルテナを救い出し、エンジェランドに平和を取り戻す冒険を繰り広げる。
ってあらすじが書いてあるんだけれども、こんなんはじめてしりました。そういえば当時は説明書なんて読んだ事がなかったなー)
さて、何でまた突然こんな話を持ち出したのかと言いますと、先日、この「パルテナの鏡」がゲームボーイアドバンスSPからファミコンミニシリーズとして復刻されたんです。
発売タイトルが発表されたとき、上記したような忘れていた当時の記憶が鮮明に蘇りました。
当然買いにいくしかない! 当時エラーに悩まされてどうしてもクリア出来なかったあの悔しさを今こそはらすのだ勇者よ! わたしのかわいいゆうしゃよ! と思った私は、発売日に待ってましたとばかりになけなしのお金を握りしめてゲーム店へと急ぎました。
そして何故か「ことばのパズル文字ぴったんアドバンス」を手に帰ったのでした。
だって前から欲しかったんだもん……。
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